存在もいつかは溶けてく

独断的気ままに綴る、あらしさんの話

脳男

 

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 生田斗真 主演『脳男』やっと観た。どんなお話かってーと。
  
 生まれつき並外れた記憶力と知能、肉体を持ちながら、
 人間と しての“感情”を持たない美しき殺人者……。
 その名は“脳男”。 
 生田斗真が主演のサイコサスペンスアクション。
 (WOWOWオンラインより)
 
 
 劇場公開時に「うわあ〜この役、窪さんに是非〜♡」なんて妄想をしてしまい、以来すごく観てみたかったのだ。
 
てなわけで、ずーっと変換しながら観てた(笑)斗真クン、誠に申し訳ない (´・ω・`;)
 
さて、こっからはネタばれ。生田さんの役は、設定とかは全然違うんだけど、あれだな、少しだけ「シザーハンズ」の主人公みたいだなと思った。人の手によってこの世に生み出されたモンスター。本来人間らしい感情を持つ必要も無かったわけだけど、そんな彼が少しずつ人間に〝近づいて〟いく。けど、その道のりは決して楽ではなくて…的な。観客も、そこに気持ちを寄せていくわけだ。
 
感情表現が徹底的にセーブされるため、醸し出す不気味さや、アクションのキレで役を作ってくしかない。しかもこれ、悪役なのかと思ったら最終的には善玉!難しい役だなあと思いました。
 
それだけに、ああそれだけに!
ウチの窪田ならどうしただろうと(笑)目つきは?声は?どんなになるだろうって。考えるのワクワクした。特に生田さん、無表情な感じとかはすごくよかったけど、喋りになると私にはやや優し過ぎたので、この辺を窪さんが演るとどーなるのかしらと。大変に妄想し甲斐があるのでした。
 
ところで、真の悪役は二階堂ふみだった。こちらはキレキレ。さすが現場で首締められてオチるだけのことあるわ(笑)特に太田莉菜(誰?って調べたらミズタクのお嫁様でしたがな)との女犯罪者コンビは、設定としても観たことない感じで凄く印象に残った。カーチェイスんとことか最高。この2人の物語、スピンオフってほしいわ。同性カップルだけど、ボニクラみたいな感じに仕上がるんじゃないかな〜スタイリッシュ!
 
とにかく、この映画を観た収穫は二階堂ふみ地獄でなぜ悪い、観てみたくなったわ〜。