存在もいつかは溶けてく

独断的気ままに綴る、あらしさんの話

連続テレビ小説 カーネーション

良し悪しが解る、なんてところには遠く及ばないけれど、ここ2年くらい、いつにない位頑張って(?)ドラマを観ているおかげで、脚本について色々考えたり、好みの演出というものが、なんとなく解るようになってきた気がします。

最近「花子とアン」となんとなくのセット販売で見始めた「カーネーション」がジワジワきています。これは本放送のとき、観たり観なかったりだったのですが、再放送の今回もやはり全部は追えてない…(^_^;)

ただ、ここ何作かの朝ドラの中では結構〝異色〟だったんだなと、二度目の今回、改めて思います。いい意味でライトな所が無い。すごくディープです。関西弁だし、いわゆるほのぼのしたりコミカルな場面もあるんだけど、何故か「微笑ましい」感じはしなくて「しみじみ」してしまう(笑)なにか人の情緒に訴えかけてくるんですよね。だからヒロインが弾めばこちらも本気でワクワクするし、人生のえぐみを描くような場面では、観終わった後一日なんだかどんよりを引きずってしまうんです…。

加えて、これは尾野真千子さんを主演にしてるから余計ですが、ヒロインがロック!朝ドラって、ドジで間抜けなヒロインの成長譚みたいな作りが定番な中、ブレの極めて少ない人物像に仕上がってます。同じく関西発の「芋たこなんきん」も近いかな。あのヒロインをもっとガツガツした感じ?(笑)爽快です!

花子とアン」の前にやってるから、いつもお尻の2〜3分だけつけてたのが、だんだん視聴時間が延びていまに至るという…(^_^;)朝の一番忙しい時間帯になにやってるんだ私は…(汗)

長くなってしまいました、記事分けます。次回は凄いな!と唸った演出の妙について。