読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

存在もいつかは溶けてく

独断的気ままに綴る、あらしさんの話

あらしさんの気象系楽曲が好きだ 〜 Treasure of life 〜

新曲…ではない、もうひと月近く経ってしまった。ドラマ貴族探偵も放送が始まり主題歌『I'll be there』は、お茶の間にもおなじみになって私も「You You」の振付を完璧にマスターした(それはどうでもいい)

 

嵐の曲は「カップリングがいい!!」とバカみたいにしつこく言ってきたが(苦笑)今回もいい。初回と通常合わせて3曲。『I'll be 〜』と合わせてここ最近は、ほぼほぼこの4曲ばかり聴いている。よく飽きないよ、我ながら笑う。

 

カップリングも含め粒を揃えてシングルをリリースすることもある嵐さんだが、今回はいい意味でバラバラのアソート状態。ドラマ主題歌は当然貴族探偵に寄せて作られたもので、アクの強い派手目なナンバー。『Round and Round』のおシャレでアーバンなテイストはもはや嵐のc/wとして新定番といってもいい。『unknown』の浮遊感。「見えないもの 見えないままで」という含みのある歌詞も印象的で、いままで以上にジャンルの広がりを感じさせてくれる。個人的には今後増えてくるのはこういう曲なのかなってことも思ったりしている。

 

そんな中『Treasure of life 』に漂う懐かしさ。2008年頃からのナンバーに増えてきた、メジャーとマイナーの中間のような切な明るい響き。嵐を聴き始めた頃に最初に感じた彼らの個性だ。加えて歌詞もやたら風に吹かれたり、虹をかけたり、空を見上げたりと、グループ名さながらに自然現象が盛り込まれたものが多かったw 若干冗談めかして書いてしまったが、いまなお大好きな彼らの歌の世界観だ。

 

お天気の話と同時に嵐の歌には「強気」があまり出てこないのも特徴のひとつだと思う。メッセージ性のある歌でも強烈に鼓舞してるという感じはなく、どこか控えめだ。後ろからそっと背中を押される…ぐらい?(笑)とにかく押し付け感が無い。ラブソングを歌っても一人称には「僕」が使われることが大半で「俺」が出てくることが非常に稀であるのを考えても、「走らず歩く」「引っ張るより見守る」といった、彼らのスタンスが歌詞の中に浮き彫りになっているのだ。

 

この辺の緩さやふんわりとした暖かさが、私にはとても心地よくて。人生色々あってちょっとしんどい時でも、この淡々とした前向きさになんだか励まされる。このぐらいのテンションが実にちょうどいい。頑張りたくてもココロもカラダもなかなかついていかない、そんなお年頃だ。

 

いかん愚痴が出た『Treasure~』の話に戻る。昨年の『Are You Happy?』は自然体でありながらもこれまでに無いアグレッシブさが詰まったアルバムで、独特な牽引力を持っていた。潤くんがコンサートでやる「ついてこいよ!」ってあの感じね(笑)すごく〝舵を切った〟って印象があり、しばらくはこういうアッパーな雰囲気が続くとばかり思っていた。もちろん純粋にカッコいいしそれを歓迎してもいたのだが、またこのタイミングで「風に吹かれる」系楽曲が選ばれた。意外なことなんだけど、なにか還ってきてくれたという思いと、いや何度でも還れるんだなと嬉しくなった。

 

2番のサビ「Reason for my life そう選ぶのは自分次第  目指すべき場所の地図はない  for a while 時には立ち止まって呼吸整えよう 」未来を敢えて描かず、息切れしないことを大切に今を掴み取ってきた彼らが歌う。これほどの説得力があるだろうか、こんなん絶対に泣いてしまう。なにか「足下と遠くを同時に見ている」ような安らぎと強さ。やっぱり私はこの〝省みてる〟嵐さんが大好きなのである。もはやAメロがアオゾラペダルのようでもサビがEverythingのようであっても(笑)なんでもいい。時により折に触れ、何回でも聴きたいってことなんだなと、再認識した。 

 

ちなみに徐々に歌のテンションがあがっていくこの曲、ピークが唄い終わった後のアウトロにあることも興味深かった。ちょっとDaylightにも通じる「淡いのに強い」っていう楽曲のカラー。ここも嵐の新基軸なのかなって思っている。

 

って書いてたらCMタイアップでまた新曲が出るらしい。ちらっと聴いたがとても清涼感のあるナンバーだった。今年も精力的に嵐が歌を出している。とても楽しみだ。