存在もいつかは溶けてく

独断的気ままに綴る、あらしさんの話

「untitled」ーdisc2ー 感想とまとめ

ユニット曲4曲とボーナストラック1曲を含む2枚目はちょっとオマケ的な気分で臨みました。特に理由は無いけど(笑)

企画の楽しさ、遊びゴコロ。サービス精神に溢れたdisc2、感想です。

 

通常盤[disc2]

1.  バズりNIGHT(相葉雅紀大野智櫻井翔)

これを書いているいま現在「バズる」の意味が分かってないw まるでプロが5分で書き上げるようなメロディライン(断じて違いますw 例えですよ例え)に、聴きながら脳細胞が破壊されるかのようなピコピコ音。何も考えられない(笑)バカバカしさに倒れそう。 それなのに、このパラパラミュージックに合わせて歌う御三方のボーカルが大真面目かつ無感情なのが本当にシュールでウケる。より面白さを際立たせてるし、ついでに言うと、歌詞カードで字面見るともっと可笑しくて(特に にん  にん  にん てのがww)右側の3人の写真がメチャメチャカッコいいの見てもっとウケるw 時折すごい中毒が襲ってくるんだけど、ほかの曲と違って何故か「わーやめてー」って焦る(笑)最高です。

 

2.  夜の影(松本潤二宮和也大野智)

私、実を言うとこういう「ガチR&B」ってあまり聴かないんです、自分が歌えないから(笑) いや本当に驚いたし、完成度にもうヤバいしか感じない。〝音程が取れる〟だけじゃ歌うという土俵にすら上がれないような曲で、このチームの「表現の幅」を堪能。特に大野さん。バカみたいに上手い。いや勿論知ってるけど^^;ただ私、これまで大野さんにあまり上手いことを求めてなかったというか…とにかく「聴いてて気持ちいい、好き!」みたいな感情が主だったから、上手いかどうかってことにあまりセンサーが働かなかった。でもやっぱり歌い手としての彼は相当なテクニックの持ち主で、それを毎回出してくるんじゃなくて楽曲の色味によってきちんと使い分けしてるんだって、ちょっとガツンときました。R&B特有の、一音の中に細かく付けていく音程の変化や抑揚が、もう絶品。「上手いおおのさん」をここまで意識するの、この曲が初めてかもしれないし、曲の良さというよりは、その「上手さ」に酔いしれて激リピw さらに「♪見え隠れする微かな戸惑いと」からの潤くんの存在感もすごくて「いや凄い!この曲凄くない!?」って家ん中で誰に向かうでもなく叫んだ(笑)ミックス的にはほんの少し大野さんをてっぺんに持ってきてるように思うけど、3音のコーラスの合わさり方も素晴らしくて「ネオンのライトが奏でる〜」は鳥肌。これは本業の方が裸足で逃げ出すヤツ。5人→3人なのに、ここまで「減らない」のは、どういう芸当なのか。そしてこういうセクシーなナンバーにニノの味付けは欠かせないし彼は主旋に行くときとコーラスに回るときで聴こえ方がガラッと変わる。本当に器用な人。

 

3.  UB(相葉雅紀二宮和也

まさかリアルにユニットバスだったとは…w けど、作為かどうかは別にして、ここまで一貫して〝公式には〟そうだと誰も言ってなくて、トイレとバスタブの想起が最小限なのがニクい(笑) 全にのあいクラスタが悶絶する歌詞の世界観だけど、これが遂に〝商品化〟されてしまったことに感慨もあり、同時に「SNSは間違いなくエゴサされている」と容易に連想できてしまい、その気恥しさもありw。大らかに歌い上げる初期のゆずみたいな感じの楽曲に、海外から振付師呼んで何をどう振付るというのか。とても興味深い。

 

4.  Come Back(松本潤櫻井翔

UB同様、メンバーの関係性やコンビとしての特性をそのままコンセプトに持ち込んだナンバー。個人的にはこっちの方がアガるw 翔潤はもはやブランド。ステージ出てきた瞬間に勝ち!みたいな(笑)秀麗の極み。秀と麗の日本代表ツートップによる夢の共演にワクワク。櫻井くんのラップはもはや折り紙付きだけど、元々潤くんのそれにも同じくらいの魅力を感じていたので(〝お待たせぃ〟の言い方サイコー)このジャンルをチョイスしてきたのも嬉しい。嵐の中でも比較的「攻め感」高めの御二方。コンサートでお客を煽りまくって頂きたい。

 

5.  カンパイ・ソング

コンサートで盛り上がれる、ちょいとスカロックなハッピーソング。相葉さんがアイデアを温めてきたものがカタチになったそうだが、まず〝相葉さん発案〟って事実にほっこり(笑) 私は歴浅のファンだから前作 Are You Happy?の制作話しか知らないけど、実は去年のツアーパンフ読んだときに「すごく突っ込んだとこまでイメージしてる」と感心したのが相葉さんだった。普段から音楽を、映像やシチュエーションと関連付けているのかな。彼がソロ曲でやる内容も、どこかにストーリー性があったり、コアなところを突いてくるのはそういうとこなのかもしれないですね。大野担的にはなんと言ってもブレイクんとこの「 ( ´・∀・`)終電ですね、そろそろ帰りますか」がどうしようもなくツボ!可愛くって仕方ない。今月37になるというのに…どこまでいくのこの可愛さ。。あと、ホントどうでもいい感想ですが、誰か一人でもお酒飲めないと、このナンバー成立しないよね^^:いや…ま、成立は一応するけどさ、説得力的な意味でさ…w 嵐5人共みんな飲めるから、なんかよかったな。自分もお酒大好き人間だから…ちょっと、嬉しかったッス(笑)

 

 

というわけで、収録曲ごとに感想をまとめてみました。

トータルで言えることとしては今回、本編は本当に「流れるような構成」で、あっという間に聴き終わる。1曲辺りの尺が短めってこともあるけど、やっぱり5人曲だけで繋いだ13曲ってのは確実にいつもとは違うリズムを生んでいたと思います。

ある程度聴き込んだところで、他の方のレビューや感想なんかも少し見てみたんですが、やっぱりソロが無いことに落胆してる人は一定量いらっしゃるようですね。それは大野さんのファンのみならず。

 

私は入口が5人曲だったせいか(堕ちはソロ曲のくせにw)そこまで激しいソロ願望は無いのですが、どこかで見かけたレビューに「各メンバーが〝一人で編み出す〟世界を今年も堪能したかった」と、大雑把に言うとそんなことが書いてあって。それ読んだら残念に思う人の気持ちも理解できた。で、その方の文章に「商業的でない部分で勝負してるのがソロ曲」同じくざっくりとですけど、そういうことが書いてあったんです。その文章自体は私のスタンスとはちょっと違うものだったんだけど、その箇所を読んだとき「ああ〜確かに。そういう意味で言ったら untitled はかなり商業的で、ものすごく俗っぽい言い方をすると〝売れ線〟アルバムなのかもしれないな」って思ったんですよね。実際、私の中で untitled、嵐のファンじゃない、フツーに音楽好きな人にゴリ押ししたいくらい薦めたいアルバムになった。自分の好きなものって所詮〝偏り〟だから、普段あまり人に見ろ聴け言わない私なのに、これはなんか大声でふれてまわりたいというか…すごく広いところを狙って、一流のサウンドメーカーがその粋を結集させて作った。そしてメンバーもその試みに乗って、今まで以上にパフォーマーに徹した。そんなイメージが「untitled」にはあると思う。

 

どのアルバムもその時点でのベストだと思うから「最高傑作」とは言いたくない。でも「嵐を聴いたことがない」という人に1枚薦めるとしたら私はコレを選ぶと思う。それが自分の中での「untitled」の評価。相変わらず企画やコンセプトについてご本人達から詳細なことは語られないから(そこもまた好きだけど)勝手に拡大解釈して勝手に胸アツになってますw

 

はー。なんか長々暑苦しく語ってしまったけど…要するに「楽しい」ってことです、シンプルに〝それ〟!(笑)そして今回は文句無しに楽しめたけど、出来たら毎回毎回楽しみたいと思ってて「この楽しさをいつまでも続かせるために、どう自分は努力していったらいいか」てなことを気がつくとぐるぐると考えている、最近の私です。すごい恥ずかしいけど^^:

 

それについてちょっと温めているネタがあるんですが、また今度。予定未定で。では。